環境へのとりくみ

日本に3台しかない超大型クレーン

タイヤ数96の移動多軸車

汚さない為のシート養生

❏ 環境の課題

限られた施工ヤードの中で隣接工区や下部工事と調整しながら、

限られた期間内で施工を行う為、様々な架設工法の工夫を行っています。

(超大型クレーンによる一括架設・多軸台車の利用等:左写真参照)

 

それらの特殊架設を、いくつもの特殊な架設工法を組み合わせ、

更にそれらを限られた狭い施工ヤードの中で相当回数繰り返して行う

この工事は、かなり難易度の高い工事と言えます。

三菱・日鉄トピー・駒井ハルテックJVは、今まで培った高い技術力と

ひたむきな努力により、この工事の完成に向けて頑張っています。

 

 

 ▶ ギャラリーページに現場の様子があります

❏ ポイント

1 一般交通への影響を最小限にする。

 ① 超大型クレーンを使用した一括架設

 ② 多軸台車を用いた一括架設

 ③ 横取り架設(隣で組んで一晩で横引きして正規の位置へ移動)

 ④ 複数の工区を同時に施工

2 近隣住宅への環境に配慮する。

 ① 通行止め回収の低減

 ② 工事関係車両の通行制限(住宅地に入らない)

 ③ 騒音対策(防音シート)・振動対策(ゴムマット)等の対策実施

3 近接するキリンビール横浜工場への配慮

 ① 重機についた泥等が、飲料水等を扱うキリン工場の敷地内

     に落ちない様、細心の注意を払っています。(左写真参照)

 ② キリン敷地内の作業は、工場の操業に影響が少ない日曜

     夜間に行うと共に、複数個所を同時施工する事により、

     工事日数の短縮を図っています。


安全へのとりくみ

❏ 安全品質唱和・演練・平均台

❏現場の朝はラジオ体操から始まり、朝礼を行うのが普通ですが、この現場では朝礼の後いろいろな安全活動を行っています。


①安全品質唱和:全員が掲示板に向かい安全と品質の唱和、向かい合って作業装備に問題がないか対面チェックを行います。

(大きな声を出すことにより朝まだ眠っている体を起こします)

②命綱演練(いのちづなえんれん):現場では高所での作業が多く安全体の使用が必要で、毎朝の演練で安全帯使用の習慣づけ、

 自分の使っている安全帯が、壊れていないかひっぱてみて確認もできます。

③平均台とハイタッチ:命綱演練のあと全員が平均台を渡り、当日の体調(二日酔い、過労等)を確認し、

 現場所長とハイタッチで相互の意識を高め作業にかかります。(コミュニケーションアップの効果もあります)

❏作業開始前には、担当する各班に分かれ、当日作業の細かな打ち合わせを行い・・・

 各作業で予想される事故災害を洗い出し、作業のリスクを評価点で評価し、当日の安全目標を決めてから作業を開始します。

❏ 色別カラーコーン

❏現場では、毎日100人以上の人が働いていて作業範囲も広く多くの職種が混在するため・・・

 誰でも通っていい場所、入っては行けない場所を色で分けてわかりやすく表示しています。


・赤色カラーコーン→入ってはいけない危険場所

・緑色カラーコーン→通行しても安全な場所

・青色カラーコーン→資材、機材の保管場所

❏安全衛生関係

□現場では身体に及ぶ危険な要素がたくさんあるため・・・・・

 建設現場では常に危険と隣り合わせな為、常日頃から危険となる要素を洗い出し、作業員が安全に作業できるよう様々な表示を行い、いろいろな角度から意識向上を促し護身対策(保護具の着用等)を行っています。

 季節病・伝染病等は集団感染しないよう注意を払っています。

 また、毎月1回安全衛生協議会を開催し、現場の点検や作業環境のチェックを行っています。

❏ 熱中症対策


❏夏場の高温で発生する熱中症は、ニュース等でも頻繁に取り上げられていますが・・・

 建設現場では日陰がほとんどなく、大変熱中症になりやすい環境ですが、この現場では、誰もが気軽に休める休み場の設置

 休み場ににはミスト扇風機(扇風機から霧状の水を噴出して気温を下げる)や製氷機(大型の業務用)冷水機、スポットクーラー、

 冷蔵庫、かき氷機の設置やアイスキャンデー、塩分補給の飴等を常備して熱中症予防対策に努めています。

 また、各場所に啓蒙表示を行い作業者の熱中症に対する意識向上を図っています。